ここは、サイト運営者木村雄作の、エッセイコーナーです。
毎月1日に差し替えます。暇な方は、読んでみて下さい。
“教えます。60才の肉体・精神・性”(私の場合)
 かって私も、自分が60才で生活している事を想像さえ出来ない時代があった。
 しかし、今現在、現実に62才の年令に達している。
 このサイトを利用している、男女を問わない多くの方々が「いったい、60才になったら、どんな状態になるのであろうか」「精神的には、どうであろうか」「セックスは、どうなるのだろう」などなど、不安とともに、興味が有る事だろうと思う。
 そこで、当事者から、60才の実態をお知らせしようと思う。
 先ず“先に答えありきで”、「そのほとんどが、若いときとあまり変わりが無い」と言う事です。以下、具体的に検証して行く事にする。
【肉体的にはどうか?】
・私は車を趣味としていますが、運動神経の衰えは全く感じていません。
 高速道路での走行は、常時120キロ前後、全走行車両のうちでも僅かだと思われる“高速走行組”に入っています。
 殆ど追い越し車線を走っていますが、ブレーキのタイミング、追い越しのタイミング、何一つ衰えの実感はありません。障害はと言えば、視力が弱いので夜の走行が苦手な位です。もっとも、これは若い頃からの近視であって、そうでない人には当てはまらないのではなかろうかと思います。
・スキーの場合。
 私は冬は毎週のようにスキーに行きますが、一般ゲレンデでのスキーは、ほぼ完璧なパラレルスキー。当日の全スキーヤーの中でも1〜2‰に入るのではなかろうかと思っています。パワフルで、スピーディーで、エレガントなスキーが可能です。しかも、この年令であってさらに上達する事も実感できます。ただ、持久力が無くなったのと、飽きたのと、ものぐさになったのとで、1日中朝から夕方まで滑りまくると言う事は無くなりました。
適当なところで早めに上がって、あとは雪見酒を楽しんだり、温泉を楽しんだりしています。
・山歩きの場合。
 これだけは、年令の若い人には適いません。
 心臓・脚力ともに、適わないようです。現在でも1日6〜7時間歩く事もありますが、それに要する時間は、若い熟達者にはとても適いません。但し、登山地図に表示された歩行時間内での歩行は、概ね可能です。
【外見・各機能など】
 〈血圧〉・・・正常です。〈糖尿〉・・ありません。〈頭髪〉・・白髪が多くなりました。毛髪も少なくなりましたが、ハゲと言われる状態にはまだです。〈顔のしわ〉・・有りませんが、しみが濃くなりました。〈歯〉・・悪いですが、抜いた歯は、親不知を含めて2本です。〈腹〉・・これが少し出て来て、全体の容姿を悪くしています。〈その他〉・・右膝が少し痛むように感じる事が多くなりました。
【生活実務について】
 さける事の出来ない大きな問題に、老眼があります。
 読書での不便、パソコンでの不便、等々、それによって生じる疲労度は、理解度を著しく低減します。したがって、若い人達へ声を大にして言いたいのは、「読書をするなら40才まで」「勉強をするなら40才まで」と言う事です。
【精神的にはどうか?】
 これは、殆ど変わりが有りません。
 女性に対して、趣味に対して、その好奇心に変わりは殆どないのです。
 新しい登山靴を買った時、新しいデジカメを手に入れた時、新しいスキーを買った時、嬉しさは少年の頃と変わりは有りません。
 女性に対する憧れとまぶしさも、意識も、変わりが有りません。
二人でデートした場合の、若い女性とのジェネレーションギャップも殆ど感じた事が有りません。20才の方でも、25才の方でも、楽しく語らい、飲み、コミュニケーションを重ねる事が出来ます。
 恋についての欲求も、変わりは有りません。いつも恋をしたいと思い、その相手を求めています。しかしこれは、年を重ねるに従って現実には無理となっ来ます。男性の多くが自分の事を“棚にあげて”若い女性を求めているからです。つまり、自分が対象とする恋の相手からは、既にその対象外となってしまっているという、“悲劇”があるからです。
【性についてはどうか?】
 これは人それぞれによって、かなりの差があるとは思いますが、私の場合は、恥ずかしながら殆ど変わりが有りません。精神的な性欲、肉体的な勃起力、いづれについても、さしたる変わりを感じません。
 相も変わらず、アダルトビデオに興味があり、セックスにも欲求があり、時にはオナニーもします。経済的に余裕があれば、テレクラの伝言ダイヤルを利用します。また、いろんな出会いの場所を利用します。
 肉体的には、20代の頃のような一晩に数回と言う回復力は無くなりましたが、30代の頃との差は殆ど感じません。(もっとも、元々が弱いタイプである事を申し添えます)
【人生について】
 人の一生、特に「死」という事を、明確に意識するようになります。しかし、それはネガティブにではなく、ポジティブにそれをとらえる事が出来るようになると言う事です。
 だから、「死」という事が、若い時ほど怖くは無くなって来ています。

 以上が、私の62才を迎えての、肉体・精神・性の実情です。
いかがでしょうか? 少し安心された方、がっかりして年は取りたくないと思った方、それぞれの受け止め方はあろうかと思います。しかし、現在若い方も、必ずやって来る年代です。その時に備えて、その時を見据えて、一日一日を大事にして頂きたいものと、心から思います。
62才と2ヶ月の実情報告
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