・男女の出会いにスポットを当て、大人の出会い、大人の恋、既婚者の出会い、性の問題、人の一生などを題材としたエッセイ集です。
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今月のエッセイ
エッセイ、人生ばなし
ここは、サイト運営者木村雄作の、エッセイコーナーです。
毎月1日に差し替えます。暇な方は、読んでみて下さい。
通勤電車の中の人格
 電車のドアが開く、前にいる人を押し分けて少しでも早く出ようとする人。出口のドア付近に立っていて、乗客が降りるのに完全に邪魔になっているにもかかわらず、必死になって抵抗している人。
 ホームで電車を待っていた人の中では、ドアが開いてドット出てくる人のために避けて待つどころか、それに逆らって出てくる人をかき分けて少しでも早く中に入ろうとする人。
 いつもの見慣れた風景ながら、今日もまた、あさましい、日本人の「人格の縮図」がそこに繰り広げられている。
 一方電車のな中の風景。立錐の余地のない満員電車の中で、肘を張り、反っくり返って必死になってスペースを確保して、人の頭の上で、あるいは顔の前で、本や新聞をよんでいる人。
 読んでいるものはと見ると、大体が「少年マガジン」や「少年サンデー」などの漫画雑誌か、新聞ならスポーツ新聞が多い。人に迷惑をかけながら読まなければならないものとは、とても思えない。
 さて、夜9時を過ぎると、居酒屋で焼酎をひっかけた酔っぱらいが、大手をふって乗り込んでくる時間となる。酔っているから、ふらふらする。悪臭を平然と人に吹き付ける。大声を出す。
 座っている人の風景はと言うと、大股を広げて「ここは俺一人の電車だ」と言わんばかりの人。
 毎日、毎日、目を覆わんばかりの傍若無人ぶり、万物の霊長としては正に末期的状況が展開されている。
 いったい、この無教養さ、非道徳的な態度は、どこから出て来るのであろうか。
 この中では、きっと職場の長である方もいるだろう。「こんな人達の部下だったら、さぞかし苦労するんだろうなあ」などと思ったりする。
 廻りに注意をはらう、人の迷惑を考える。そして、妻や、友人や、親兄弟や、同僚に対して思いやりの心で接する。大事な事だと思う。
 毎日同じような態度で電車に乗って、この人達の家庭はどんな状況なのだろうと思う。果たして、尊敬される夫であり得るのだろうか。
 長い夫婦生活において、お互いを認め合う、尊敬し合う心は、無くてはならないものだと思う。
 超満員の電車の中で、人に不快感を与えながら「少年マガジン」を読むこの男性達が、妻から尊敬される、“良き夫”とはとても思えないのだ。
 3分間に一組が発生されていると言う離婚も、最近は女性の方からの“三行半”が多いのだと言う。「さもありなん」と、納得させられる。
 マナーを守れない、教養が無い、知性が無い男性。我々男性族は、自ら襟を正さない限り、世界で最低の亭主族になりかねないように思うが、どうであろうか。
 既婚・未婚者を問わず、自分のパートナーに失望し、交際を続けることに限界を感じることは多い。
 我々男性は、捨てられる男性にはなりたくないものである。誇りをもって、選ばれる男性になりたいものである。
 最後に、どうしてもふれておかなければならない、昨今の目を背けたい光景がある。
 今、一部日本の女性達は、羞恥心と言う心を失った。
 電車の中で、べたべたと、いくら塗りまくっても見栄えが変わるとは思えない顔に、一生懸命に無駄な化粧をしている。
 つり革にぶら下がりながら、あるいは座って、パンをかじり、ドリンクを飲んで食事をしている、“猿”かと錯覚してしまう女性達。
 この女性達に触ろうとする男性もいる。
 世の中、真っ暗闇だ!
 野坂昭如でもないが、酒で飲んで、寝るしかないのか!

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